発想の転換 rethink 2004 6 30

今日(6月30日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「団塊の世代 大量定年退職なら」
「GDP 16兆円減少も」
要するに、財務省は、税制を、消費税型にしたいのでしょう。
 それはともかく、高齢化対策を推進すべきです。
少子化対策は重要ですが、少子化対策をやっているうちに、
「超高齢化社会」が、先に、やってきてしまいます。
少子化対策よりも、高齢化対策を急ぐべきです。
 もちろん、少子化対策も同時並行すべきです。
これは、夏休みの宿題です。
8月上旬ならば、好きな宿題を選べましたが、
8月下旬になると選んでいるヒマはないのです。

新しいビジネス new business 2003 9 29
 いつまでも、少子高齢化を嘆いていても仕方ありません。
現実に、少子高齢化社会が到来するならば、
発想の転換をしなければなりません。
 みんな、大人になると、少しずつ固定観念が増えてきて、
壮年や高齢者の頃には、身につけてしまった固定観念が、
自分自身だと勘違いするようになります。
こうなってしまっては、なかなか自分を変えることができません。
 私は、思っていたことですが、
壮年や高齢者の方に教えても固定観念で固まっているので、
まだ固定観念の少ない若者に、
自由な発想で物事の考え方を教えた方が効率がいいと思ったことがありました。
 しかし、こんなことを書くと、
壮年や高齢者の方に怒られてしまいますので、話を変えましょう。
 人間には、常に、発想の転換が必要です。
常に発想の転換ができる人が、青年と言うのです。
ですから、これは、年齢に関係ないのです。
固定観念で固まった若者は、実は、老人と言えるでしょうし、
60歳でも、常に発想の転換ができる人は、青年と言えるでしょう。
 さて、本格的な高齢化社会が到来すると、どうなるか。
もしかすると、「豊かな社会」が到来すると思います。
 団塊の世代というと、あまりよいイメージがありませんが、
まもなく、団塊の世代が定年を迎えます。
これは見方を変えれば、資産が豊かな世代が、
定年で、「新しい人生」を始めることになるのです。
 この方たちは、定年で退職しても、
従来型の老人にはならないでしょう。
本当の意味で、「新しい人生」を始めることになるでしょう。
 体力もあり、金融資産もありますから、活動的で豊かな老後を送ると思います。
消費活動も、従来の老人と違う、「新しい消費活動」をしていくと思います。
 日本は、まだまだ仕事人間が中心で、
本当の意味での余暇活動、レジャーは育っていません。
本当のリゾートも育っていません。
 なぜなら、今までの日本は、忙しく働く人ばかりで、
高齢者は少なく、
高齢者はいても、お金の使い方が上手でなく、消費活動が低く、
余暇活動やレジャー、そしてリゾートも下手でした。
 しかし、団塊の世代の方たちが、
本当の意味での余暇活動やレジャー、そしてリゾートも育てていくと思います。
 今までの日本には、本当の意味での余暇活動はありませんでした。
おそらく団塊の世代の方たちが、その担い手となるでしょう。
日本に、今までなかった消費活動が生まれていくでしょう。
 今後、高齢者を対象とした市場は大きくなるでしょう。
若者を対象とした市場は小さくなるかもしれませんが、
豊かな金融資産を持った高齢者が増えるので、
「新しい消費活動」が生まれ、
「新しい市場」が誕生し、成長していくことになるでしょう。
 この「新しい市場」で勝った者が、大きく成長していく企業となるでしょう。
若者の市場は、安ければよいという市場でした。
しかし、この新しくできる市場は、
高くても品質がよいものが求められる市場となるでしょう。





























































































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